自分に優しくしよう、そうすればもっとよくなる

他人には優しく声をかけるのに、自分にたいしては厳しくしてしまう。
いつしか人をを育成する立場になり、自分はできて当たり前、部下には小さなことでも褒め、はげまし応援していました。
自分は部下より出来ないといけない、ミスをすると必要以上に自分を責めることをしていました。
そんな日々を続けいるうちに、心も体も疲弊していき、好きなことを仕事にしていたのに、毎日がくるしい日々に変わり休日も仕事のことで頭がいっぱいになっていました。
そんな中、セルフコンパッションを知り、自分に優しくすることへの罪悪感から開放されました。
失敗することとは、なにかに挑戦したからおこること。
できない事がある、成長するための伸びしろ。
どんな出来事でも成長するための大切な経験。
しかし、やり方を間違えるとネガティブな感情に押しつぶされてしまいます。
自分を励まし応援してくれコーチをつけましょう。そのためにセルフコンパッションがあります。

何かに失敗、挫折をすると人は2種類の方法をとりやすいです。
①他人や出来事のせいにして、相手やものごとを責める。
②悪いのは自分のせいにして、自分を責める
の2つになりやすい。どちらも賢明的ではないです。
自分の責任を他人やものごとのせいにすれば、苦しみは軽くなるけれど、自分の成長の妨げになってしまいます。
反対に、自分が悪いと痛みつければ、そのときは一時的に楽にはなりますが、自分で自分の可能性を低く評価したして、自己成長の妨げになってしまいます。
自分に思いやりをもって接する人は、現実的な自己評価をしやすくなります。
友人が自分と同じような挫折をしたとき、どのように接しますか?
友人が元気になるように、励まし、勇気づけるのではないでしょうか。
自分も友人に接するように、向き合ってみてください。
そうすると、もう少し優しさをもって理解したり、励ましたりしないでしょうか。
こういった思考を自分に向けることをセルフコンパッション(自分への思いやり)といいます。
セルフコンパッションと自尊心が高いのとは違います。
自尊心は自分と他者と比較・評価をしてしまうことがあります。
セルフコンパッションは自分も他人も評価しません。挫折をした後に、自分の幸せと回復のことだけを純粋に考えることで、自分には価値があるという気持ちが生まれます。

成長マインドセット
もっと成長したい人には、セルフコンパッションが欠かせない。成長には意思の強さや忍耐とか努力とかと思いがちですが、まずは内省(自分をみつめる)ことから始まります。
自己改善にとって大切なこととは
自分の現在地を知る(現実を受け止める)自分の強みや限界を、現実的、冷静に評価することです。
自分を実際よりも良く評価すると、独りよがりに。悪く評価すれば、努力することをやめて最初から失敗すると決めつけ諦めてしまいやすくなります。
自分に思いやりをもって接する人は、現実的な自己評価をしやすくなります。「そんなことに意味はあるのか」とはぐらかさず、自分の弱みに向き合ったり、気合を入れてスキルの向上や悪いクセの改善に取り組む意欲が強くなりやすいです。
セルフコンパッションを使えるようになろう
ストレスを感じた時
↓
自分がストレスに対してどう感じているか認める。「怒り」なのか「悲しみ」なのか
↓
他の人が同じようなことがおこったら、どのように感じるだろうかと考えてみる。
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自分への優しさを実行する。
セルフコンパッションは自分への甘やかしではないです。自責や自己批判の代わりに、上手なコーチのように励まし、親切さとサポートで動機付けしてくれるもう一人に自分です。
「困っている人を自然と助けるように、優しさと温かさと敬意をもって自分自身のことを学ぶことです。

昔の自分は、顔がいいわけでもなくスタイルも悪い未熟で、失敗ばかりの自分のことがキライで、周りの人は優秀にみえて、出来ない自分がなさけななかったです。
こんな自分でも、周りから評価され部下をもつまでになりました。嬉しくもありましたが、好きで始めた仕事がどんどん苦しくなっていきました。そんな中セルフコンパッションを知り、以前よりも結果をだしながらもストレスと楽しくお付き合いができるようになりました。
すべての人に良いのかはわかりませんが、少しでも楽しく生きられる情報になれたら嬉しいです。
